医学生時代の後悔
卒後10数年を経て、学生時代への後悔が複数あります。
一学年70名弱が1つの教室で、朝から夕方まで予備校的授業を受けていました。
勉強三昧の大学受験時代を経てきた私には、その延長的な感覚で、つまらなくとも特に戸惑いは無く、よくあるテストにもひたすら暗記でパスしていました。しかし、研修医になって働き出すと、教科書通りにならない事だらけで、非常に苦しかったことを思い出します。
そして現在、自分の不便さを機にプチ起業したわけですが、サービス展開に悩みがつきません。
病院以外の世の中とビジネスで接したのが初めてで、自分の世間知らずさに情けない気持ちで一杯です。
(詳細は、以下の連載記事をご覧ください)
今から思えば時間が沢山あった医学部生時代を振り返って、こ~しておけば今の悩みの一助になっていたかも、という事を熟々書きます。
主に学生の人達に、参考にしていただければ幸いです。
①医療とは異なるフィールドに身を置く
異質な集団に混ざるのはタフネスを要しますが、若くて時間があるからこそ、”なんとかなる”ことが多いです。
例えば、
・選挙があったら気になる候補者(なければ地元でも)の選挙事務所のボランティアスタッフになってみる。
・著名人の鞄持ちになる
(通常募集はしていないので、個人的にSNS経由で直撃アタック)
・スポーツの上達/シリコンバレーへの潜入等、1つ目的をつくって海外へ一年間修行に行く
(もちろん、留年覚悟)
②資産運用を始める
月5000円からでも、コツコツ資産運用を始めると、学ぶことが沢山出てきます。分からない経済用語、投資の仕組みなどなど、投資のリターンよりも、その学び自体が将来の自分の武器になります。
③読書
ありがちですが、教科書以外の本を沢山読んほしいです。自己啓発系のビジネス書から、小説まで、ジャンルを問わず最初は乱読で良いと思います。選ぶ時間すら惜しければ、書店で平積みになっている本や、書店売上げ1位~5位までをざ~っと選んでみてください。学生自体でしたら、週に5冊くらいは読めるはずです。
以上は、40歳近くなっても、人生100年時代に遅すぎることはありませんから、意識して私が今、実践していることでもあります。
最後に、英語力は、、、確かに必要です。ただ、いつもおきまりの自己紹介から始まって趣味はなんですか?に展開するような英会話教室はオススメしません。英語力を鍛えたいなら、それこそ英語が共用語になっているフィールドに身を置くこと、が近道です。(例:アジア人が多い秋葉原の電気屋でアルバイトする)